JR脱線事故の遺族らが「組織罰」を考える会合開く 高槻市関西大学にて
- 2015/06/03
- 09:51
関西大学高槻キャンパスにて5月30日、『組織罰を考える勉強会』の第8回会合が開かれました。

[画像:http://www.sankei.com/west/news/150531/wst1505310014-n1.html 2015/6/3 アクセス]
同会は、大きな事故を起こした企業などに罰を与える「組織罰」について理解を深めようと、JR福知山線脱線事故の遺族らが発足させたもの。
当日は、「JR福知山線事故の本質」などの著書がある山口栄一・京都大学大学院教授(60)を招いて講義を聴講。
山口教授は物理学の視点から事故を解説しました。
平成8年にJR西日本が事故現場となった右カーブを半径600メートルから304メートルと急にしたことに対し、
「(物理の計算上は)カーブを設計した時点で、事故は予見できた」
と主張。さらに、
「主因は運転士ではなく、線路を作ったJR西日本。物理の知識が生かされれば、裁判で別の結果になったかもしれない」
と付け加えました。
以前までの半分ほどの急カーブに付け替えたことについては、私もJR西に責任があるように思います。
ただし組織罰としては、どの程度の罰が必要で、またどれだけの効果が認められるのか、正直、よく分かりません。
山口教授によれば、組織罰に関して、
「JRのような大企業には抑止力になるが、中小やベンチャー企業には効果が薄いのでは」
と指摘。
罰則の対象や適応範囲など、組織罰についてはまだまだ私たちも考えなくてはいけない部分が多々あるように思います。
上手に機能させて、願わくばもう、あの福知山線脱線事故のような痛ましい事故が起こらないようにしたいですね。

[画像:http://www.sankei.com/west/news/150531/wst1505310014-n1.html 2015/6/3 アクセス]
同会は、大きな事故を起こした企業などに罰を与える「組織罰」について理解を深めようと、JR福知山線脱線事故の遺族らが発足させたもの。
当日は、「JR福知山線事故の本質」などの著書がある山口栄一・京都大学大学院教授(60)を招いて講義を聴講。
山口教授は物理学の視点から事故を解説しました。
平成8年にJR西日本が事故現場となった右カーブを半径600メートルから304メートルと急にしたことに対し、
「(物理の計算上は)カーブを設計した時点で、事故は予見できた」
と主張。さらに、
「主因は運転士ではなく、線路を作ったJR西日本。物理の知識が生かされれば、裁判で別の結果になったかもしれない」
と付け加えました。
以前までの半分ほどの急カーブに付け替えたことについては、私もJR西に責任があるように思います。
ただし組織罰としては、どの程度の罰が必要で、またどれだけの効果が認められるのか、正直、よく分かりません。
山口教授によれば、組織罰に関して、
「JRのような大企業には抑止力になるが、中小やベンチャー企業には効果が薄いのでは」
と指摘。
罰則の対象や適応範囲など、組織罰についてはまだまだ私たちも考えなくてはいけない部分が多々あるように思います。
上手に機能させて、願わくばもう、あの福知山線脱線事故のような痛ましい事故が起こらないようにしたいですね。
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