たかつきニュース

16日（木）の毎日放送「VOICE」より、驚愕のニュースが飛び込んできました。

いや驚きというより、意味がわからないというか……。

ともかく説明しますと・・・・・・。

高槻市は、市営バスの運転手に対して“遅刻を3回すれば半日の有給とする”制度を長年運用していたそうです。






「……えっ？」








とってもおかしいのですが、高槻市バスの運転手さんは、3回遅刻すると半日の有給休暇を取得できるよう。

実際、毎日放送取材スタッフが入手した運転手の休暇届を見ると、そこには半休の欄に“遅刻3回分”との文字が。
つまり、高槻市営バスの間では遅刻はペナルティーではなく、むしろ「ラッキーチャンス」だったのです。

ちなみに、市営バスを運行している大阪市では遅刻3回で1日の事故欠勤扱い。


京都市では遅刻1回目から欠勤1日扱いにし、ほかの自治体でも遅刻した職員を欠勤や処分の対象にしています。
いったい、どうしてこんな不思議な制度が設けられたのでしょうか。



その経緯について高槻市交通部は「わからない」とコメント。

ただ、この制度については就業規則などには一切定めていないそうで、長年、交通部内の自主ルールで適用されてきたといいます。



取材スタッフがこの制度のおかしさに誰も気づかなかったのか尋ねると、

「わかりませんでした。知りませんでした」との返答。



いやいやいや……。



交通部の関本剛司次長は、

「過去からの制度をずっとやっていた、それだけだと思います。漫然とその制度を引き継いでいた」
と話しておられます。


ずいぶんとおいしい制度を引き継いでこられたもんです。正直、うらやましいですね。

此度の件は、16日の市議会にも取り上げられました。
交通部は先月24日から急きょこの制度を廃止したとして、今後は1回目の遅刻から欠勤扱いにするとしています。



当然、是正されてしかるべきなのですが、疑問なのはどうしてこんな制度が始まったかですね。
これ考えた人は、なかなかにエキセントリックです。

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