“上下バー昇降式ホームドア”JR高槻仕様よりも『改良型』が登場!小田急線の駅で実証実験始まる
- 2017/09/28
- 10:57
以前にも、JR高槻駅の全国初「ロープ昇降式ホームドア」について書きましたが(以前の記事はこちら)、
このほど、小田急電鉄小田原線の愛甲石田駅(神奈川県厚木市)で、
高見沢サイバネティックス社が開発した「昇降バー式ホーム柵」の実証実験が始まりました!
2013年からJR高槻駅等、一部の駅で実証実験が行われているホームドアの仕様を改良したもので、
実験は2018年3月まで行われる予定だそうです。
こちらの昇降バー式ホーム柵は、開口部をバーで塞ぐタイプのホームドアです!
そもそも、現在普及しているホームドアの多くは、開口部に板状のドアを設けて左右にスライドして開閉させる形ですが、
昇降バー式はその名の通り、3本のバーが上下に昇降する仕組みになっています。
国内では転落事故の防止策として、都市圏の駅を中心にホームドアの整備が進められています。
しかし、ホームドアは開口部の位置が固定されるため、
ドアの数や位置が異なる車両が混在して発着する路線では導入しにくい!という難点があるのです。
これを解決するには、開口部の幅を広げねばならないのですが、
板状のドアが左右にスライドするタイプの場合、ドアを収める垂直の構造物(戸袋)の幅も広げなければならなくなります。
あまり広げると隣の開口部に干渉してしまうため、幅の拡大には限界があるのです!
これに対し、上下昇降のロープ式やバー式の戸袋は、ロープやバーの昇降装置のみ収めれば良いため、
設置面積を大幅に削減できます。
つまり、開口部の幅を広く設けることが出来るのです!
設置重量も大幅に減り、耐荷重が比較的小さいホームでも導入が可能。
設置のコストや工期を減らせるといった利点もあるのです。
ロープ昇降式は、韓国・クァンジュ地下鉄のノクドン駅に世界で初めて導入されました。
日本でも実証実験を経て、2016年からJR高槻駅で本格的に導入されています!
高見沢サイバネティックス社の荻野さんは、ロープ式について「ロープの『たわみ』幅も考慮して設置する必要がある…」等と指摘し、
「一方、昇降バー式は狭いホームでも設置しやすいという利点がある。」とも述べています。
今回の昇降バー式への改良に際しては、視覚障害者の意見も採り入れたということです。
視覚障害者はホームドアをつたって歩くこともあるため、バーをつたって歩けるよう改良しました。
つまり、開口部が広いと中心部が分かり難いため、バーの中央部に点字を設けて、現在位置が分かるようにも工夫しました。
実証実験に協力している小田急電鉄では、一般的な通勤形電車の他、ロマンスカー用の特急形電車も運用しており、
ドアの数や位置が異なる車両が混在しているので、このタイプが活躍することになります。
小田急と高見沢サイバネティックスは2018年3月まで実証実験を行う予定で、
安全性や耐久性、視認性を確認していく…とのことです。

〔画像:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170925-00000018-rps-ind 2017/9/27アクセス〕
このほど、小田急電鉄小田原線の愛甲石田駅(神奈川県厚木市)で、
高見沢サイバネティックス社が開発した「昇降バー式ホーム柵」の実証実験が始まりました!
2013年からJR高槻駅等、一部の駅で実証実験が行われているホームドアの仕様を改良したもので、
実験は2018年3月まで行われる予定だそうです。
こちらの昇降バー式ホーム柵は、開口部をバーで塞ぐタイプのホームドアです!
そもそも、現在普及しているホームドアの多くは、開口部に板状のドアを設けて左右にスライドして開閉させる形ですが、
昇降バー式はその名の通り、3本のバーが上下に昇降する仕組みになっています。
国内では転落事故の防止策として、都市圏の駅を中心にホームドアの整備が進められています。
しかし、ホームドアは開口部の位置が固定されるため、
ドアの数や位置が異なる車両が混在して発着する路線では導入しにくい!という難点があるのです。
これを解決するには、開口部の幅を広げねばならないのですが、
板状のドアが左右にスライドするタイプの場合、ドアを収める垂直の構造物(戸袋)の幅も広げなければならなくなります。
あまり広げると隣の開口部に干渉してしまうため、幅の拡大には限界があるのです!
これに対し、上下昇降のロープ式やバー式の戸袋は、ロープやバーの昇降装置のみ収めれば良いため、
設置面積を大幅に削減できます。
つまり、開口部の幅を広く設けることが出来るのです!
設置重量も大幅に減り、耐荷重が比較的小さいホームでも導入が可能。
設置のコストや工期を減らせるといった利点もあるのです。
ロープ昇降式は、韓国・クァンジュ地下鉄のノクドン駅に世界で初めて導入されました。
日本でも実証実験を経て、2016年からJR高槻駅で本格的に導入されています!
高見沢サイバネティックス社の荻野さんは、ロープ式について「ロープの『たわみ』幅も考慮して設置する必要がある…」等と指摘し、
「一方、昇降バー式は狭いホームでも設置しやすいという利点がある。」とも述べています。
今回の昇降バー式への改良に際しては、視覚障害者の意見も採り入れたということです。
視覚障害者はホームドアをつたって歩くこともあるため、バーをつたって歩けるよう改良しました。
つまり、開口部が広いと中心部が分かり難いため、バーの中央部に点字を設けて、現在位置が分かるようにも工夫しました。
実証実験に協力している小田急電鉄では、一般的な通勤形電車の他、ロマンスカー用の特急形電車も運用しており、
ドアの数や位置が異なる車両が混在しているので、このタイプが活躍することになります。
小田急と高見沢サイバネティックスは2018年3月まで実証実験を行う予定で、
安全性や耐久性、視認性を確認していく…とのことです。

〔画像:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170925-00000018-rps-ind 2017/9/27アクセス〕
- 関連記事
-
- 新名神高速道路の高槻~川西間が11月に開通 (2017/10/12)
- JR高槻駅にアントニオ猪木さん来てた。 (2017/10/10)
- 味の素が2021年までに 高槻工場含む傘下の2工場を閉鎖するみたい (2017/10/09)
- 社会人落語日本1決定戦!9代目名人の栄冠は高槻の磯村さんに輝く (2017/10/03)
- “上下バー昇降式ホームドア”JR高槻仕様よりも『改良型』が登場!小田急線の駅で実証実験始まる (2017/09/28)
- 来年、愛仁会が新病棟オープン予定! (2017/09/27)
- うどんギョーザ”が高槻の公式土産に!商工会議所が51品目を認定! (2017/09/22)
- 箕面有料道路「グリーンロード」の通行税1台50円!?検討(委)が初会合で示すも、府は「値上げになる」と大反対! (2017/09/18)
- もうすぐ敬老の日!お花屋さん情報** (2017/09/14)
